権利擁護の活動ADVOCACY ACTIVITIES
人権擁護委員会
利用者様の方々の人権擁護と職員の資質の向上を図る目的で、年に2回、人権擁護委員会が開かれています。具体的な議題としては、呼称の問題、プライバシーの問題、インフォームドコンセントの問題などです。 人が人として尊重される、つまり、個人の尊厳をどこまで大切にできるかというところに福祉の意義があると思います。みどり園人権擁護委員会では、利用者様の方々一人ひとりを尊重し、各個人の尊厳を大切に、という理念のもとに、サービス提供者である職員の意識改革、資質の向上と利用者様の方々の生活がより豊かなものになっていくような取り組みが議論されています。 また、年に2回満足度調査を行い、利用者様やご家族の声を聞き、より良いサービスとなるよう努めています。
自己評価委員会
(職員の自己評価)
利用者様の生活を支援していく中で、職員一人ひとりが、自らのサービス内容を見つめ直すことを目的としています。私たちは、実際に行ったサービス内容を自己又は他者が評価し、サービス内容の充実を日々模索していくことを非常に重要なことだと考えています。
みどり園で行われている職員の自己評価に関する取り組みの一例を紹介させていただきます。
【入浴サービスの自己評価】
入浴時一日お疲れ様でした~と言って、利用者様の背中を流すサービスを一人ひとりの方に行い、一日の労をねぎらうようにしています。また、会話、言葉遣い、雰囲気、介助面等、細かな面にも十分配慮したサービス提供に心がけています。
入浴に携わった職員は、勤務終了後「入浴自己他者評価表」に、自己及び他職員のサービス評価を記入します。自己のサービス内容についての反省だけではなく、他者への評価も加えます。
互いに評価されることで、全体としてのサービスの向上を図っていけるように努めています。
【「入浴自己他者評価表」の内容】
利用者様一人ひとりに「お疲れ様でした」などのやさしい声掛けができたか。
利用者様一人ひとりの背中をきちんと流すサービスができたか。
できるだけ利用者様のペースで入浴することを心がけたか。
言葉使いを注意して話すことができたか。
洗髪で、もし自分が介助されているとしたら満足のいくサービスだったか。など14項目
入浴に携わった職員は、自己又は他者のサービスを優・良・可の3段階で評価、記入し、記録として残し、いつでも閲覧できるようになってます。
苦情解決に関する窓口
利用者様の生活は、日課の内容に始まり、職員の支援や対応のあり方、対人関係等、さまざまな生活場面において快適なものでなくてはなりません。
しかし、集団生活のためのルールや制約がどうしても付きまとってしまうのも事実です。利用者様も日々さまざまな不満や疑問などを抱えながら生活をされているのではないのでしょうか。
そのような不満を解決し、快適な生活の実現を図っていくことが、この窓口の設置の目的です。また、園内にポスターを掲示し、より多くの声に耳を傾けることで「快適な生活の実現」に取り組んでいます。
生活向上委員会
生活空間の清潔保持や季節感を感じるような生活向上策を検討しています。
虐待防止委員会
利用者様のケガやトラブル等の検証を行い、事故防止につなげています。
また虐待に結びつくような環境の改善や職員のストレス改善策について話し合っています。